講義が終わり、午後の穏やかな日差しが窓から差し込む中、私はカフェテリアの片隅で優香と向き合っていた。優香の楽しげな表情を見ていると、胸の奥にずっと抱えていた言葉が、どうしても抑えきれなくなった。
「ねぇ、優香…ピストンバイブって知ってる?」
突然の質問に、優香は驚いたように目を見開いた。「えっ!?何それ?急にどうしたの?」と笑いながら聞き返してくるが、その視線には興味が混じっていた。
「いや、ちょっと…昨日、初めて使ってみたんだ。」
そう言った瞬間、頬が熱くなるのを感じた。だけど、優香の前ではなぜか自然と話せる気がしたのだ。
「えぇっ!マジで!?どうだったの?」優香は身を乗り出してきた。
私は恥ずかしさと興奮が入り混じった感情を抱えながら、昨夜の出来事を断片的に話した。ピストン機能の動きがどれほどリアルで、自分がどれだけそれに溺れたか。そして、今でも身体の奥に熱が残っていることまで。
「だから、なんかまだ身体が…熱いっていうか…」
話し終えると、優香はしばらく黙って私を見つめていた。やがて、口元に笑みを浮かべながらこう言った。「あんた、意外と大胆だね。で、そのバイブ、どこで買ったの?」
「Fanzaの通販で買ったの。」と正直に答えると、優香はスマホを取り出して検索し始めた。
「へぇ…これか!すごいね、リアルな感じなんだ。しかも動くんだ?」
画面を見つめる優香の表情は、興味津々そのものだった。私は少し戸惑いながらも、正直な感想を続けた。「うん、すごくリアルで…。振動と上下の動きが同時に来るから、ほんとにすごいの。」
その言葉に優香は目を輝かせ、「そんなに良いなら、私も試してみようかな」と呟いた。
「えっ、優香も?」
「だって、あんたがそんなにハマるなんて珍しいじゃん。興味あるよ、それは。」
彼女の率直な反応に、私は少しホッとした。優香なら、こんな話をしてもおかしな目で見ないどころか、むしろ楽しんでくれるのだと分かったからだ。
「じゃあさ…買ったら感想教えてよ。」と冗談めかして言うと、優香はニヤリと笑って「もちろん!」と答えた。その笑顔を見ていると、私の中にあった恥ずかしさがどんどん薄れていくのを感じた。
その日の帰り道、私はどこか軽い気持ちで家路についた。優香に話せたことで、心が解放されたような感覚があった。だけど、その一方で、彼女があのピストンバイブに興味を示したことが頭から離れない。
「もし優香が使ったら…どんな反応するんだろう。」
そんなことを考える自分に驚きつつも、想像が止められなかった。彼女がそのバイブにどれだけ溺れるのか、それを聞いたらどんな気持ちになるのだろう。
その夜、私は再びピストンバイブを手に取った。優香と話したことで興奮が蘇り、身体が自然とそれを求めているのが分かった。
「あぁ…優香も、これを試したらどうなるんだろう…」
頭の中で優香の表情を思い浮かべながら、私は再び甘い快感の渦に飲み込まれていった。